色の本質と私たちの認識
色をまとうことは、その日の自分の方向性を決めることにつながります。その日一日一日の積み重ねが人生を形作るため、色によって人生の矢印の方向を変えることができると言えます。
色とは光の波、つまり「振動」です。この振動が私たちの目に入り、脳がそれを赤、青、緑といった主観的な感覚に変換しています。もしかしたらこの世に色というものは存在せず、ただの波かもしれませんが、振動である以上、その波に触れる私たちはその揺らぎに左右されるというのは納得できるでしょう。
色の物理学:光の反射と吸収
色は光の反射によって生まれます。光は電磁波という波であり、その波の振動の速さ(周波数)が色を決定します。
- 振動が遅い → 赤(波長が長い)
- 振動が速い → 紫(波長が短い)
私たちはこの振動数の違いを色の違いとして感じています。
衝撃的な事実:色とは「それ以外の全ての色」のこと
色とは、実はその色以外の全ての色のことです。
例えば、赤いりんごを見ている時、まず白い光(全ての波長の光)がりんごに当たります。りんごの表面は赤い波長だけを反射し、その他の全ての色の波長は吸収します。つまり、私たちが見ている「赤」は、りんごが他の全ての色を吸収した後に最後に残った色なのです。
色とは光そのものではなく、光が物質に当たった際の反射や吸収といった「相互作用の結果」として現れるものであり、あくまでも結果論です。
光の吸収とは
白い光は全ての色が混ざったものです。この白い光が物体に当たると、物質の性質によって一部の波長は反射され、一部の波長は吸収されます。吸収とは、光エネルギーが物質内部の別のエネルギー(例えば熱エネルギー)に変換される現象のことです。
- 黒い服が熱くなるのは、ほとんどの波長を吸収し熱に変換しているからです。
- 白い服が涼しいのは、ほとんどの光を反射し、吸収しないからです。
全ての物体や物質は、電子構造により特定の波長を吸収しやすい性質を持っています。例えば、葉っぱが緑色なのは、クロロフィル分子が赤と青の光を吸収し、緑だけを反射するからです。
このように、反射という作用があるからこそ、吸収されずに反射・散乱した余った波(例えば緑)だけが私たちの目に届き、色として認識されるのです。私たちが何か(例えば赤)を見ている時、それは赤色以外の全てを吸収した「ある種の否定の結果」として存在しているのです。
反射は世界に見せている側であり、吸収は世界から受け取っている側。色とはまるで表裏一体なのです。たった一色を見るだけで、本当はそこには全ての存在、全ての色が関わっていることになります。
色と人生:振動と意識のコントロール
先に述べたように、色も振動です。その波の揺らぎや色が持つ固有の振動数・反射率に自分自身が影響を受けるのは当然です。
私たちはその日なんとなく選んだ服やネイルの色から、自分が潜在意識でどんな気持ちなのかを理解できます。
- 爪が青ければ「落ち着きたい」と思っている。
- 髪がオレンジ色なら「楽しみたい」と思っている。
- 意識的に黒い服を着てシルバーのアクセサリーを選ぶことで「かっこつけたい」と自分をコントロールしている。
色と波動の法則
スピリチュアルな表現を用いるならば、全てのものには固有のリズムや振動数(周波数)があり、感情も同様です。喜びや感謝は高い波動、恐れや怒りは低い波動と表現されます。
この世界では「似た波動同士が引き合う」という法則が働いているように、私たちは自分の意識の周波数に共鳴するような現実を引き寄せると考えられています。不安な時は不安な出来事が、安心している時は穏やかな出来事が共鳴して現れるという話です。
私たちの思考や感情も振動体だと考えると、色の振動と話が繋がります。古代から、色には感情や意識に対応する周波数があるとされてきました。実際に、カラーテラピーとして、色の波動が人の精神状態に影響を与えると心理学的にも応用されています。
青を選ぶ意味:落ち着きと落ち着きたい気持ちの表裏一体
「落ち着いているから青を選んでいるのか、落ち着きたいから青を選んだのか」という問いは、愚問です。なぜなら、色とは表裏一体だからです。青と青以外の全ての色を裏表に抱えているため、「落ち着いているから」選んだのも、「落ち着きたいから」選んだのも、どちらも同じだと言えるのです。
どの色を起点に反転させるか、という話であり、大事なのは「なぜあなたがその色を選ぶのか、そして選んだのか」です。
色をまとうことの意味
色は光の波長、つまり振動の違いです。その波長には情報エネルギーが含まれています。
服やアクセサリーなどによってどの波長の光をまとっているかにより、自分がどんな周波数を放っているか、そして吸っているかが変わってきます。
- 赤をまとう → 低い周波数のエネルギーを共鳴させ、生命力や情熱を活性化する。
- 青をまとう → 高い周波数の冷静さ、精神的エネルギーを呼び込む。
外見の色はその日の自分のチューニングに影響を与えます。そして色自体が表裏一体の仕組みを持つように、あなた自身にも「外向きの力」と「内向きの力」の二つの作用が加わります。
- 外向きの力(他者や空間への影響):
- 黒 → 結界、防御、怪しさ
- 白 → 浄化、透明性、正直さ
- 緑 → 安心、癒し
- 色彩心理学でも、服の色が周囲の印象に影響を与えることが明らかになっています。
- 内向きの力(自己調整):
- 色を選ぶ行為そのものが無意識の自己調整です。
- 「今日は赤を着たい」 → 無意識が活力を求めている。
- 「今日は黒を身にまといたい」 → 外界のエネルギーから距離を置きたい。
つまり、色の選択は心の深層心理、無意識の部分が何を必要としているかのサインです。
結論として、色をまとうことは、波動(振動)を選ぶことです。それは自分の人格形成だけでなく、人生の進み方の方向を選べることにつながります。
感覚を大事にする
しかし、何をすべきとこだわる必要はありません。「なんとなくこの色を着たい」という直感こそが、その日自分が世界と共鳴したい波、共鳴すべき波を教えてくれるのです。
【落とし穴:クオリアの問題】
ただし、ここには落とし穴があります。それは「クオリアの問題」です。「私の青」と「あなたの青」は本当に同じ色を指しているのか?
クオリアとは、意識の中に現れる主観的な経験のことです。赤を見て赤いと感じる感覚、匂いを嗅いだ時の感覚などです。これらは物理的な刺激として説明できる部分(振動や波長)もありますが、「どんな感じとして現れるか」は物理では説明できません。
科学的には、赤は波長がおよそ 620 nm から 750nm の光ですが、「赤く感じる」という体験は、その波長そのもののことではありません。波長は外界の物理現象、クオリアは内側に生まれる意味や感覚の部分であり、ここに物理世界と意識の境界があります。
学者のような深い探求は必要ありません。あくまでも感覚を大事に、色を選んでみてください。